外壁の下地にはセメントボード

セメントボード施工の流れ

セメントボード施工の流れ

セメントボード施工の流れは、フローチャートになっていて、
職人が組になったり、チームを組んで工事を行なっています。

 

(1) 施工準備

 

躯体・下地のチェック→防水シート施工→胴縁下地組み(通気工法)

 

・防水シート貼り付け

 

防水シート貼り工事は、サイディング貼り工事などと同じように、
横貼りを原則としています。

 

ただし、各住宅会社のマニュアルに沿って行うことが重要です。

 

・木胴縁取り付け

 

セメントボードシステムは、外壁通気工法を原則としているので、
胴打ち工事が必要です。

 

ただし、鉄骨造の場合は別途です。

 

胴縁材は、一般地域で厚さ12ミリ以上で、
釘やビスなどの保持力を出すことができる材質のものを用います。

 

胴縁打ち工事は、セメントボードの継ぎ手となる部分に、
最低でも幅60ミリ以上の胴縁材を使用して、
原則として縦胴縁打ち仕様とします。

 

まれに、横胴縁打ち仕様の場合があります。

 

その場合は、エアホール胴縁材を用い、
通気の最低条件を確保する事が必要です。

 

(2) セメントボード貼り工事

 

セメントボードの割付→セメントボードの貼り付け→シーリング工事

 

・セメントボード貼り付け

 

セメントボードは横貼りで、なおかつ千鳥貼りが原則です。

 

千鳥貼りとは、セメントボードの縦目地を同一線上にしないことをいいます。

 

上下のセメントボードは軽い突きつけで、
縦のジョイント部は3ミリから7ミリを開けて貼る事が重要です。

 

この貼り方は、後の工程で行なわれるベースコート塗りの工事に
大きく影響するので、絶対に守るべきだといわれています。

 

さらに、ベースコートが3ミリ程度の塗り厚になり、
塗る段階で凹凸の調節を行なうことが難しいため、
セメントボードの上下、左右の継ぎ手も
段差がないように貼らなければなりません。

 

(3) 左官工事

 

ベースコートの混練→専用役物の取り付け→ジョイント部の補強→養生→
スタンダードメッシュ伏せ込み(鉄骨造必須)→ペースコート塗り→養生

 

・ベースコート塗り工事(樹脂モルタル塗り工事)

 

この肯定は、セメントボードシステムにおける施工の最重要ポイントです。

 

まずコテ圧をかけて、
セメントボードのジョイント部に十分にベースコートを詰め込みます。

 

そして、ベースコートを利用し、ジョイント部にガラス繊維テープを伏せこみます。

 

塗り終わったらすぐにガラス繊維テープの上からコテやヘラで
余分なベースコートを取って平滑にし、
ジョイント部が盛り上がらないようにします。

 

出隅部は、専用のコーナービート材(出隅定木)、
若しくはガラス繊維テープを、
ベースコートを接着剤として伏せこみ、
セメントボードの下端をJトリムで、またはLトリムで同じように伏せこみます。

 

その後、1時間ほどの乾燥養生時間をとります。

 

ここまでの工程を間違えると、仕上がり表面のひび割れの原因になるので
注意する事が必要です。

 

その後、ベースコートをセメントボード全面に塗り、
3ミリ前後の厚みで均一に塗り上げて行きます。

 

ベースコート塗りの終了後は、養生期間に2日以上必要です。

 

寒冷地や冬季は、5日以上の養生期間が必要です。

 

(4) 仕上げ

 

フィニッシュ仕上げ→養生

 

・仕上げ材

 

仕上げ材には、メーカーの純正品、
若しくは推奨品を使用することが原則です。

 

それぞれの仕上げ材の特性や性能をよく理解し、
各メーカーのマニュアルをよく理解し、
各メーカーのマニュアルに従い、
美しい仕上げ面となるように工事が行なわれます。

 

・寒冷地や冬季の左官工事

 

ベースコート塗り工事や、仕上げ工事は、
5℃以下での作業は差し控えるのが原則です。

 

ですが、工期やそのほかの理由で、
やむを得ず工事をする場合は、
ベースコートが凍ってしまう事があるので、
防凍材を用いたり、ジェットヒーター等を使ったりします。


ホーム RSS購読 サイトマップ